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書を持ったまま町に出よう

引きこもりぎみ方向音痴なアラサーOLが旅行したりする。歴史/美術/古典芸能すき。博物館・美術館/史跡巡り/謡蹟探訪メイン。

立花家史料館「よくわかる刀剣のみかた」個人用めも

刀剣 福岡県 展覧会

 

 

wimwim8282.hatenablog.com

 

アンドロイド対応の無料アプリ「立花家史料館ガイド」で常設展・特集展示の詳細な解説・音声によるガイドが聞けます。

立花家史料館ガイド - Google Play の Android アプリ

解説の一部はおもてなし武将?のような立花宗茂さんが語る形式になっているので、解説でも一人称が「拙者は~」であったり、くすっと笑えるとことがあります。

 

※余震のため、国宝「短刀 銘 吉光」と、重要文化財「剣 銘 長光」の展示期間は6月5日(日)まで。

6月6日(月)からは、国宝「短刀 銘 吉光」と重要文化財「剣 銘 長光」に代えて

初代柳川藩主・立花宗茂所用の鑓2口を展示予定とのこと。

http://www.tachibana-museum.jp/topics/topics156.html

 

 

 

常設展には歴代藩主の甲冑が展示されています。

甲冑にはそれぞれの時代の流行や個人の好み、体型などが反映されており、解説を聞きながら観ていくと楽しいです。

  

黒田家クラスタお馴染みの火縄銃「墨縄」も展示してあります。

黒田長政立花宗茂が弓と銃のどちらが優れているかを競い、その結果長政は銃を、宗茂は弓を贈りあったという逸話の品です。

  

刀剣のうち数振は去年の九州国立博物館大関ヶ原展」でも展示されているものもありましたが、そのときは大変な混雑だったので、ゆっくり鑑賞できてよかったです。

展示の位置も低めで、個人的には見やすかったです。

 

 

祇園守紋蒔絵刀筒

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立花家の御定紋祇園守紋が施された刀筒。

祇園守紋とは祇園社神仏分離令以前の八坂神社の呼び名)の守り札がデザインの元となった、アンシメントリーで印象的な紋です。

この紋については下記が詳しいです。

http://www.muneshige.com/column/01.html

 

 

短刀 銘吉光

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建武3年立花貞載が足利尊氏から拝領したと伝わる、立花家の3つの家宝の一つ。

なお、あと2つは大友家より伝来の源頼朝の旗と、立花貞載が結城親光の首を据えた血染めの鉄扇だそうです。

身幅が広く、先がわずかに内側に反っている。包丁のよう。

好みです…。

 

 

脇差 無銘(雷切丸)

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もとは太刀で、磨りあげられて無銘に。

反りの中心が刀身の中央にあり、刀身の先の反りが強い輪反りの姿。

宝暦9年、本阿弥が相州物と鑑定している。

鋩の白く曇っているように見えるところが被雷の痕跡と聞いたことがあるのですが、実際どうなのでしょう。

 

学生グループの男の子が「これ!!ナルトの!!元ネタ!!」と一人だけテンションがあがっていて可愛らしかったです。

 

 

剣 銘長光

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長光の常の作風とは異なる、沸づいた乱刃調。

宗茂が戸次道雪の養子となる際に実父高橋紹運から譲られ、今後自分と敵になった際は迷わず戦え、さもなくばこの剣で自害せよと言い渡されたと伝わります。

宗茂はこの剣と刀 無銘 兼光、脇差 銘貞宗の3振を愛用したとのこと。

 

 

 

 

鎗 銘兼勝作

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平三角造で塩首が六角形。

総長は159.6センチにもなるとのこと。

表に柊樋、樋の中は黒漆が塗られている。この部分はアプリの写真が見やすいです。

 

 

鎗 銘柳川住源信国吉英作

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銀杏穂型で両鎬造。

キャプションに刃文は「ほつれてみえる直刃」とあって、じっくりみるのが楽しかったです。

この穂先がつぶれたような形式をこのとき初めて見たのですが、しばらく後に観た「乱鶯」の序盤で古田新太さんが振り回していたのがこの銀杏穂っぽかったので進研ゼミ状態でした。