書を持ったまま町に出よう

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熊本伝統工芸館で蛍丸の押型を見てきました

蛍丸の押形が初公開されている熊本伝統工芸館に行ってきました。

初めての熊本伝統工芸館でしたが、熊本県の伝統工芸について詳細に知ることができるとても充実した内容でした。

 

 

熊本伝統工芸館について

熊本城すぐそばに位置し、熊本県内をはじめ国内の優れた工芸品による企画展を開催しています。

1Fでは工芸品の販売をしており、ワークショプ室?のようなところでは包丁の研磨や竹細工の実演がされていたようでした。

2階に企画・常設展示室があります。

熊本県伝統工芸館収蔵品 ベストコレクション「工芸を透して感じるその時代」展

開催日程:平成28年4月1日(金)~平成28年7月18日(月・祝) 9:00~17:00

休館日:月曜日(祝日または休日の場合は、その翌日)

料金 : 大人210円(140円) 大学生・短大生・専門学校生は130円(100円) ※( )内は、20名以上の団体料金  高校生以下は無料

  

展示について 

展示室入口から向かって右が企画展、向かって左が常設展(伝統工芸について)ということだと思います。

 

まず企画展から。

この蛍丸押型、今回が初公開とのことです。

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現在は行方不明の蛍丸ですが、肥後藩士・松村昌直が著書の『刀剣或問』で下記のように

はじめ薩摩の伯耆守正幸の門に入り、のちに水心子正秀・山村綱広にも教えを受けたといわれる人物で、当時から刀剣鑑定家かとしても知られたとのこと。

地鉄濃やかにしてうるわしく、焼刃は小直刃と見まがう程に小乱れを焼き、横手下より帽子のかへりまで連なりて小沸あり、如何にも見事なり、太刀の長さ三尺三寸余、幅一寸三分、厚さ三分九厘、重さ四百七十銭目余、佩表に長さ二寸一分の護摩棒を掻き雙べ、其頭に八幡菩薩の文字あり、佩裏には長さ六寸八分の剣を切り、頭に梵字を雕りたり、然れとも、文字は何れも磨滅してかすかなり、表裏ともに棒樋を掻いて、始と茎先に及べり、連樋も同じく半ばに及ぶ、茎長一尺一寸余、佩表に來國俊といかにもあざやかに銘し、裏には永仁五年三月一日と記せり、反一寸余、釣合・恰好・銘・茎の形の殊勝なること詞にのせがたし、数百歳の今、磨き減りしたれども、普通に越えたる大太刀なり

 

この展覧会のチラシに掲載されていた伝宮本武蔵不動明王本像は地震の影響で展示中止になっていました。宮本武蔵関連ではこの2点。

海鼠透鍔(写)と巌流島宮本武蔵使曳形木刀(写)

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同田貫薙刀(銘 九州肥後同田貫藤原正國)です。

ケース内には「きれいな形してますね!」というコメントが書かれたパネルがあってちょっと笑ってしまいました。

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次は常設展について

こちらでは熊本の伝統工芸の製作過程が分かりやすく紹介されています。

 

肥後象嵌

こんなふうに出来上がるんですね。

 

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肥後三郎弓

この状態のこんな大きいニカワ初めて見ました。

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山鹿灯籠

朝ドラ「オードリー」でも登場した山鹿灯籠。

2Fに上がってすぐのところには山鹿灯籠の技法で作られた熊本城があり、現在の被害状況と照らし合わせた解説も用意されています。

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和包丁、肥後の鍛冶など

研ぎ方とかも紹介されていました。 

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このほかにも熊本における伝統工芸の年表などもあり、非常に充実した内容でした。

 

 

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