書を持ったまま町に出よう

引きこもりぎみ方向音痴なアラサーOLが旅行したりする。歴史/美術/古典芸能すき。博物館・美術館/史跡巡り/謡蹟探訪メイン。

地震後初めて熊本城へ行ってきました(2016/6/19)

 

2016年6月19日時点での熊本城の状況です。

熊本城周辺にはスタッフの方が多くいらっしゃり安全に気を配ってくださいます。観光やお土産を買うのにとくに支障はありませんでした。

 

 

はじめに 

こんなのんきに観光して1年経たずに震災に見舞われるとは思ってもいませんでした。

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立ち入り可能区域に関しては城彩苑のサイトのこの地図が分かりやすいです。

http://1592.jp/img-ftb/1605annai.pdf

「今しか見られない!熊本城の新しい見どころ」というタイトルが目をひきます…ポジティブ…。

スタッフの方にも崩落を指して「ここ撮影スポットだよ!」と教えてくれる方もいるので、「観光なんて不謹慎かな…!」などと悩む必要はありません。

 

今回は伝統工芸館を出発して城彩苑から熊本城へ入ったのですが、棒安坂(徒歩でのみ通行可能)から城の敷地に入り、加藤神社を見てから城彩苑へ出るルートが時間のロスは少ないようです。

勝手に城彩苑からしか入れないかと思っていたため、結果的には遠回りしてしまいました…。

 

石垣近く等の危険な場所には立ち入りができないよう柵が設けられています。随時スタッフの方の指示に従うようにしましょう。

2016年6月19日現在、城彩苑と加藤神社は立ち入り可能です。ただ、道がところどころ通行止めになっているので事前に市や熊本城のページでチェックするのが良いでしょう。

  

北十八間櫓、五間櫓

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石垣が崩落しているのが北十八間櫓、写真の右手にあるのが五間櫓です。

写真には写っていませんがこの奥にある東十八間櫓と北十八間櫓は本震を受けて崩れてしまったとのこと。

 

熊本大神宮

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十八間櫓と石垣が落下したため社務所がつぶされてしまいました。この被害状況を実際に見ると怪我をされた方がいなかったことが奇跡のように思えます。

現在、鳥居より中には入ることができません。鳥居の下にお賽銭箱が置かれています。

 

熊本城稲荷神社

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熊本大神宮のおとなりです。

こちらは通常通り拝観可能ですが、鳥居にひびが入ったり階段が地面から浮いたりしています。

こちらに祀られる伝承については下記。

wimwim8282.hatenablog.com

 

長塀

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熊本城稲荷神社~城彩苑まで歩いていくと長塀の一部が崩壊している様子が見えます。

長さ242メートルのうち約100メートルにわたって倒壊しているとのこと。

 

馬具櫓

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石垣が崩落しています。5月中旬に激しく崩れたとのことです。

 

飯田丸五階櫓

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一本足の石垣で支えられた建物としてメディアで取り上げられている飯田丸五階櫓は城彩苑向いの開けた場所からちらっと見ることができます。

スタッフの方がいて、「この木の間からテレビでよく出る櫓が見えますよ!」と教えていただけました。

中央部分にちょっとだけ残った石垣が写っています。

ちなみに熊本市役所の上のほうの階からだとよく見えるそうです。

 

城彩苑

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ほとんどのお店が営業再開しており、ステージでのイベントも開催されています。

熊本城おもてなし武将隊も活動再開しているとのこと。わたしが訪れたときにはゆるきゃらの服部金蔵くんがいました。個人的に彼とはエンカウント率が高いです。

鮮馬刺しの菅乃屋の馬肉コロッケ、氷川町の白玉屋新三郎の和スイーツなど、熊本の名産品が多く取りそろえられています。

なお6月20日から陣太鼓と歌仙拵のレプリカで有名なお菓子の香梅も営業再開となります。

城彩苑の奥の階段を上っていきます。このように立ち入り禁止エリアを記した地図が貼ってありました。

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未申櫓

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このあたりは西出丸と呼ばれるエリアで、10年ほど前に行われた復元工事でかつての姿が再現されたばかりのところです。

外から見る限り、この未申櫓は目立った損傷はないようでした。

 

二の丸駐車場

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決められた道を歩いていくと駐車場です。途中で普段歩行者は通れない坂をのぼるれます。

駐車場内の建物は瓦?が落ちかかっているところが多く近づけないようになっています。

 

二の丸広場

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二の丸駐車場を抜けると二の丸広場です。

ここからは熊本城を取り囲む石垣がよく見えます。中の土がむきだしになった場所もあります。写真左に見えているのが戌亥櫓です。

 

戌亥櫓

 

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西出丸の北西に位置する戌亥櫓は足元の石垣が大きく崩れ、角石に支えられている状態でした。

この付近は石垣がかなり落下しており、木が根っこを露出させて落下している様子も見えました。

  

加藤神社

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土嚢が積まれた北大手御門跡を通ると加藤神社です。ここは工事用の大型車が通ることもあるようなので曲がる際には気を付けましょう。

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現在立ち入り可能な区域で宇土櫓・大天守・小天守が一番良く見えるのが加藤神社です。

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境内には加藤家ゆかりのものが残っています。

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 この加藤神社と熊本城稲荷神社の御朱印帳は表紙に熊本城が描かれていてとても素敵です。

 

棒安坂

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棒安坂を下ると熊本伝統工芸館のちかくに出ます。

下りたところから見るとこうです。徒歩でのみ通行可。

 

おわりに

 

一周ぐるっと回ってみるとだいたいこういう感じです。

何度も楽しく観光した場所の痛ましい現状を実際に見ると涙が出そうになりますね。

 

ちなみに崩落した石材を仮置きしているスペースなどもあり、解説も置かれています。

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観光客が訪れる場所はかなり念を入れて整備・補修をしているように感じましたし、個人的には安心して観光を楽しむことができました。

 ぜひふっこう割などを利用して熊本へ。