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書を持ったまま町に出よう

引きこもりぎみ方向音痴なアラサーOLが旅行したりする。歴史/美術/古典芸能すき。博物館・美術館/史跡巡り/謡蹟探訪メイン。

鵺謡蹟めぐり①東三条大将軍神社

謡蹟めぐり 京都府 妖怪 寺社 能楽

アクセス 

地下鉄東西線東山駅京阪三条駅の中間地点。どちらからも徒歩5分程度。

通りからは見えない位置なのですが、近づくと大きな看板があります。

村山造酢というお酢屋さんの建物が目印。近づくとお酢のかおりがします。

 

歴史 

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794年(延暦13)平安京造営の際、桓武天皇大内裏鎮護のために都の四方に配置した大将軍神社の東南方角の一つ。

時代の流れと共に移転したり他の神社に組み込まれたりしていますが、いずれも現在に至るまで神社として存在しています。

南:藤森神社境内社・大将軍社

西:大将軍八神社

北:西賀茂大将軍神社/今宮神社末社・大将軍社

東:岡崎神社/東三条大将軍神

 

平安時代中期にはこの辺りに関白太政大臣となった藤原兼家の邸宅・東三条殿がありました。東三条殿は応仁の乱で廃壊しましたが、現在では東三条社として境内にあります。

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鵺の森

謡曲「鵺」でこの地は次のように登場します。

「御悩は丑の刻ばかりにてありけるが。東三条の森の方より。黒雲一村立ち来つて。御殿の上におほへば必ずおびえ給ひけり。」

現在は境内は整備されており、禍々しい雰囲気は感じられません。

樹齢800年と伝わる銀杏の大樹があります。この木は鵺を知っているのかと思うと時代の流れを感じます。 

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謡曲では鵺の姿は次のように表現されています。

「頭は猿尾は蛇。足手は虎の如くにて。鳴く声鵺に似たりけり。恐ろしなんども。愚なる。形なりけり。」

 

姿については本によって細部が異なります。有名どころでは次の二つでしょうか。

平家物語』巻四、鵼の事:頭→猿、躰→狸、尾→蛇、手足→虎

源平盛衰記』巻十六、三位入道芸等の事:頭→猿、胴→虎、尾→狐、足→狸

 

 

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